固定電話を”おうちのでんわ”にしませんか? ~実家に導入する場合~

固定電話を”おうちのでんわ”にしませんか?
皆さんは固定電話、使っていますか?
小さい頃はスマホや携帯電話は存在せずに、実家では固定電話を使っていたという方も多いのではないでしょうか。
固定電話と聞くと、昔はNTTから固定電話加入権を購入して導入するイメージでしたよね。
従来の方法だと加入権に37,500円ほどかかり、子供のころは電話をする権利を得るのにそんな高い契約をしないといけないのかと思った記憶があります。
現在私達の世代もそうですが、独り暮らしを始めた学生さんや、社会人の方で固定電話を使っている人は少ないかと思います。
しかし、私たちの親世代、もしくはそれ以上の世代の方にとってはスマホや携帯電話が普及している中でも固定電話はまだまだ必要としている方は多いのではないでしょうか。
そんな方に固定電話サービスの一つの形としてソフトバンクグループが提供している”おうちのでんわ”を紹介したいと思います。
以下のような生活スタイルを取っている親世代の方には”おうちのでんわ”を導入するメリットが大きいです。

・携帯電話やスマホをある程度は使えているが、固定電話は今でも生活に欠かせない

・固定電話の維持費を抑えて、固定電話で気兼ねなく話したい

・ソフトバンクのサービスを本人、もしくは家族が使用している

・開通前の工事の立ち合いがめんどくさい

まずは”おうちのでんわ”とは何か、そして、どんな特徴があるかを見ていきましょう。

それではよろしくお願いします。
目次

”おうちのでんわ”ってどんな固定電話サービス?

でんわユニット
”おうちのでんわ”はソフトバンクグループが提供する携帯電話の電話を利用した固定電話サービスになります。
写真にあるでんわユニットと呼ばれる機器を固定電話につなぎ、それぞれのコンセントプラグをコンセントに差し込んで使用します。このでんわユニットには、スマホに入っているようなSIMカードが内蔵されており、携帯電話で言うアンテナの代わりとなることで、固定電話で通話やFAXができるという仕組みです。
では、”おうちのでんわ”にすることで、どのようなメリットがあるかを見ていきたいと思います。

”おうちのでんわ”にする5つのメリット

”おうちのでんわ”にするメリット
”おうちのでんわ”にするメリットとして以下の5点が挙げられます。
メリット

・導入時に工事が不要

・コンセントがあるところであればどこでも電話機が置ける

・NTTの電話加入権を取得した際の固定電話の電話番号がそのまま使える

・導入・維持費が安価(条件あり)

・安価な通話料金(相手がソフトバンクグループの場合は大体無料)

それではひとつずつ見ていきたいと思います。

導入時に工事が不要

これが”おうちのでんわ”が他の固定電話サービスと差別化できている点だと思います。
”おうちのでんわ”はお店で契約終了後に渡されるでんわユニットを持ち帰り、普段使っている固定電話につないでコンセントに差し込むだけで固定電話サービスが使用できるようになっています。
ソフトバンクで新たに番号を付与してもらう場合は当日から、従来のNTTからの電話番号をそのまま使いたい方は、契約してから1週間ほどで使用可能となります。
それぞれの場合で接続ガイドが付いています。ガイド自体は絵本のように図解されており、非常にわかりやすいです。
”おうちのでんわ”接続ガイド
あと、でんわユニットの箱にもある通り、契約した当日からでんわユニットは必ずコンセントに刺しておきましょう。ソフトバンク側の契約上の確認(契約時に指定した住所で使用されているか)に必要です。
おうちのでんわ外箱

コンセントがあればどこにでも固定電話が置ける

こちらも他の固定電話に無い利点です。
”おうちのでんわ”は壁についているモジュラージャック(電話線を取り付けるコンセントのようなもの)が必要ありません。ですので家の中にコンセントが2つある場所であれば、どこでも固定電話を置くことができます。
電波状況がいいことが前提ですが、手の届きやすいところに置けるのは固定電話をよく使う方にとってはありがたいかと思います。

従来の固定電話の番号がそのまま使える

昔から固定電話を使っている場合、電話番号は変えたくないですよね。スマホや携帯電話をそこまで使いこなせていない人が比較的多い親世代にとってはますますそうだと思います。
ですので、従来のように電話加入権に入っている方に関しては、そのまま電話番号が使用できます。
前述の通り、もともと固定電話の番号を持っていないという場合でも、新規で電話番号を付与してくれます。番号も050から始まるものではなく、市外局番(東京03など)から始まる番号が使用できますので、これまでの固定電話と変わらない感度で使用できます。

導入・維持費が安価になる(条件あり)

”おうちのでんわ”の基本料金は980円です。更に契約者がソフトバンク、もしくはワイモバイルの携帯電話を契約している、もしくは、ソフトバンクが提供しているモバイルネットワークサービスであるSoftBank Airとセットで契約した場合、基本料金がずっと500円とさらに割安になります。
因みに、ソフトバンクエアーは、ソフトバンクグループが提供する4G通信を利用したWiFi通信サービスです。”おうちのでんわ”と同様に工事がいらないという特徴があります。
ご実家のインターネット環境が光回線であればそのままでいいと思いますが、仮にISDNやADSLを使用されているのでしたら、ISDNのネット接続は2024年ADSLは2023年にサービスが終了となります。そのため、どちらにしてもインターネット環境の見直しが必要になることから、このタイミングでネット環境をまとめて変えてしまうというのもひとつの手だと思います。
ソフトバンクエアーについては以下の記事を参照ください。
なお、ソフトバンクユーザでなくても初めてから12か月間は基本料金は500円になります。
ここで注意していただきたいのが、”おうちのでんわ”で使用するモジュールは契約時に購入することになり、36回の分割払い扱い(474円)をすることになります。そこに、ソフトバンクが36回分の同額の割引を毎月行うという形(月々割)でこの負担額を相殺することで上記の980円もしくは500円という月々の価格が実現できています。
仮に、3年以前に解約してしまった場合は、解約金1,000円に加え、モジュールの支払い残額をまとめて払う必要があることを覚えておいてください。
つまり、前述の条件というのは、このサービスは3年以上使用することを前提で考えられているということです。

安価な電話料金

従来の固定電話サービスに比べると固定電話間での通話料が全国一律で3分あたり7.99円と最安レベルになっています。また、ワイモバイルを除くソフトバンクグループの提供する電話サービスを使用している相手の場合ですと、無料で電話が掛けられます。また、それ以外の場合でも1分あたり16円と安価です。
以上のことから、遠く離れた親が、通常の固定電話を使用しているのでしたら、かなり通話料が抑えられますし、特に、離れて暮らす家族がソフトバンクグループのサービスを使っているのであれば通話料が大幅に抑えられます。
なお、公式ホームページでは、前述の基本料と通話料と従来の固定電話サービスとしてNTT東日本と比較した場合、1年間で13,476円節約できると試算しています。これは、”おうちのでんわ”の基本料500円とソフトバンクの携帯電話などのサービスに入っている場合で、全く入っていない場合ですと基本料金は980円になりますが、それでも年間7,716円安くなります。

”おうちのでんわ”にする5つのデメリット

良い点ばかり挙げていても仕方がないのでデメリットについてもお話ししますね。
デメリット

・ソフトバンクの対象エリア外では使用できない

・停電時には使用できない

・従来の固定電話に依存したサービスが使用できなくなる

・警察や消防・救急(110や119)などに発信時に相手に表示される番号が異なる

・FAXの発信方法が少し変わる

こちらも順に見ていきたいと思います。

ソフトバンクの対象エリア外では使用できない

こちらは”おうちのでんわ”を契約する際にまず住所を聞かれ、スタッフの方が確認をしてくれます。個人的には事前にホームページからソフトバンクのサービスエリアマップを見て、4G LTEのサービスエリア内に使用する場所が入っていることを確認したほうがいいと思います。

停電時には使用できない

こちらは固定電話やモジュール共にコンセントからの電力供給を基にして動いています。ですので、停電などの災害時には使用できなくなります。
携帯電話やスマホを併用しているのであればいいのですが、連絡手段として固定電話を完全に依存している場合は注意が必要です。

従来の固定電話に依存したサービスが使用できなくなる

固定電話を利用した場合の以下の様なサービスが使用できなくなります。

・ガスを消し忘れた際の緊急連絡システム

・ホームエレベーターの外部連絡

・ドアホン

・緊急の病気や事故の際に用いる緊急通報システム

・ホームセキュリティ

上記のサービスを既に使っている方は事前に確認する必要がありますが、従来の固定電話の普及率が下がっている現代において、従来方式の固定電話のみを必須とするサービスを残しているかと言われると正直微妙です。
この中で、親世代の見守りという点では、緊急通報システムやホームセキュリティが使えないと言われると、”おうちのでんわ”の使用を控えたくなりますが、例えばこれらのサービスを行うセコムでは今では自宅の電話回線やインターネット回線に依存しないでサービスが受けられます。詳しくはセコムの公式ホームページをご覧ください。併せて同じく大手のALSOKが提供する見守りサービスは、ほとんどのサービスでは固定電話は必要なく、唯一”ALSOK見守りサポート”は固定電話を使用しますが、必要に応じて代わりに独自のPHS回線を使用することも可能です。こちらも公式ホームページをご覧ください(通信回線の項目を参照ください)。

警察や消防(110や119)などに発信時に相手に表示される番号が異なる

緊急機関に電話をした場合は、電話番号とおおよその発信番号が、緊急機関に通知されます。その際に、発信番号を基とした本人の確認と住所などの具体的な場所の情報を求められます。
この時、緊急機関に表示される電話番号が”おうちのでんわ”の場合は異なります。でんわユニットに付属されるシールに通知される緊急時のみの専用電話番号(070,080,090)を緊急機関に伝えてください。

FAX発信方法が少し変わる

FAXを使用するためには、相手のFAX番号の前に”0009”をつけましょう。

”おうちのでんわ”は実家の固定電話としておすすめか?

”おうちのでんわ”は実家の固定電話としておすすめか?

対象者はどのような人か?

これまで、”おうちのでんわ”のメリットとデメリットを見てきました。
導入がこれまでの固定電話サービスに比べて楽で、費用負担も少なく済む一方で、意外とこれまでの固定電話と比べて制約があり、どうしようかと思われた方も多いかと思います。
これまでの情報を基に考えると、実家に導入する場合、前述の通り以下の条件に入っている場合はお勧めできるのではと考えます。

・携帯電話やスマホをある程度は使えているが、固定電話は今でも生活に欠かせない

・固定電話の維持費を抑えて、固定電話で気兼ねなく話したい

・ソフトバンクのサービスを本人、もしくは家族が使用している

・開通前の工事の立ち合いがめんどくさい

導入8日以内ならでんわユニット返却も可能です

万が一実際に使ってみて、繋がりにくかったり、やっぱり違うと思った場合は、初期契約解除も可能です。
通常ですと、でんわユニットは月々約500円を3年かけて分割払いしているような形となっており、途中で解約すると残りの金額を支払わなければなりませんが、利用開始日から8日以内であれば残額を支払わず、でんわユニットを無料で返却し、解約手数料(電話番号引継ぎの場合は3,000円)のみで契約解除をすることが可能になります。
ただし、他社の固定電話サービスに移る場合は、契約者自身で手続きを行う必要があり、かつ、他社サービスは新規契約となることから、初期費用や利用開始まで時間がかかることを知っておく必要があります。
4番目のインターネットのくだりは、最近のインターネットプロバイダ契約の中で光回線を利用した光電話サービスが受けられる場合は、導入時の工事が面倒でなければ”おうちのでんわ”くらいの維持費になるかと思います。
しかし、これまでインターネット関係をあまり使用していない場合は、インターネット接続サービスも固定電話サービスをISDNだったりADSLといった比較的古いものを使用している可能性も高いです。ですので、”おうちのでんわ”に代えてしまうのも一つの手です。
最後の工事に関しては現在固定電話サービスを受ける際には”おうちのでんわ”以外は必要になってきます。工事の立ち合いなど面倒なことはできれば避けたい方は”おうちのでんわ”はいい選択肢です。

まとめ

まとめ
条件さえそろえば、実家の固定電話を”おうちのでんわ”に変更する価値は十分あるのかと思います。自分の親の実家に導入を検討する際は、ご自身の親と実際に使用実態を確認したうえで、導入してくださいね。
以上、お付き合いいただきありがとうございました。

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