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セコムの「あのね」をレビュー 高齢者の話し相手におすすめのロボット

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本記事では、セコムとDeNAがコミュニケーションロボットであるBOCCO emoを用いた高齢者の孤独を解消するサービスである「あのね」を実際にお借りしてその使い勝手をレビューしました。

結論から言うと「あのね」はオペレーターの方が24時間対応してくれることにより、こちらの呼びかけに的確な返答が可能で、自然な回答が可能でした。

BOCCO emoの声も子供の様で、オペレーターの方の適切な返答がとても暖かく、高齢者の方の話し相手として有力だなと感じました。

気になる方はセコムのホームページからぜひ資料請求をしてみて下さい。

  • 見守りと実家の防犯を両方任せたい人向け
  • 豊富なオプションから選びたい人向け
  • 万全の見守りを求める人向け
備考に”あのね”の資料希望と書くと確実です
目次

セコムの「あのね」をレビュー

セコムのコミュニケーションロボットを使ったサービスである「あのね」の概要は以下の通りです。

 

早速私が「あのね」を実際に使ってみましたのでレビューします。

事前に利用者の状況などを提出します

今回特別に体験版のものをセコムの担当者の方から送っていただくにあたり、まずは各種書類が送られてきました。

契約書類の他に、利用する高齢者の方の名前や生活状況(起床時間、食事時間、薬を飲むタイミング)を確認するためのレポートを提出することになります。

セコム あのねスケジュール設定シート

これにより、起床時間や、食事時間などに声をかけてくれます。

 

薬を飲む時間にも声をかけてくれるので、薬の飲み忘れも防げそうですね。

届いたロボットは雪だるまみたいでとてもかわいい

実際に届いたロボットはユカイ工学が開発した「BOCCO emo」です。

セコム あのね BOCCO emo 内容物

シンプルな雪だるまみたいな形をしていてとてもかわいいです。

セコム あのね BOCCO emo 本体

設定自体はとても簡単

設定自体は添付された資料を基に実施します。

BOCCO emo アプリ利用説明書

流れとしては、アプリのダウンロード、本体との連動、チャットルームへの登録となります。

STEP
アプリのダウンロード

BOCCO emoアプリをスマホにダウンロードします。

BOCCO emo
BOCCO emo
開発元:Yukai Engineering Inc.
無料
posted withアプリーチ
 

このアプリは私達のスマホで問題ありません。

STEP
本体との連動

ダウンロードしたアプリを送られてきた資料を基にセットアップしていきます。

ユーザー登録を行った後に、スマホをコンセントにつなげたBOCCO emoに近づければOKです。

スクロールできます
STEP
チャットルームへの登録

アプリを使った見守りや、BOCCO emoを用いた高齢者の方へのアナウンスができるようチャットルームに私たちがアクセスできるようにします。

セコムから送られてくる以下のようなURLにアクセスすることで、家族全員でアプリを介した見守りができます。

アプリ内のチャットルームに入ることができました。

これが出来てしまえば、これ以降は特別な設定は不要です。

利用者は2つのボタンを押すだけで会話が楽しめる

ボタンはふたつあり、BOCCO emo(以下emoちゃん)に話しかけるときに使用する「話す」、直近のemoちゃんの発話を聞きたい場合は「聞く」のボタンを押します。

BOCCO emo ボタン

会話のやり取りは本当に自然だがメールを送りあっているよう

emoちゃんに話しかけた後は、数分待つと返信が来ます。

その理由として、他のAIロボットはそれこそAIにより返答をしていますが、この「あのね」のemoちゃんはコミュニケーターが365日24時間控えており、人が直接返信しているためです。

そのため、返答は非常に正確です。

また、こちらを思いやる返答で嫌な気持ちになることもありません。

例えば以下の様なやり取りがありました。

 

動画の容量上、画像が荒いことはご了承ください。

海に出かけることを伝えたときの返答

「あのね」の返答は1:20ごろからです。

映画についてのやりとり

「あのね」の返答は3:17ごろからです。

 

それぞれ、私の話した内容をしっかりと把握して自然な返答をしていますね。

家族はアプリを通じてゆるやかな見守りが出来ます

先程出てきましたアプリですが、高齢者の方とemoちゃんとの会話を通じて緩やかな見守りが可能です。

また、アプリとemoちゃんを通じて高齢者とのコミュニケーションも可能です。

実際の音声メッセージはこちらです。

カメラが付いていないので、高齢者の方も抵抗なく使ってくれるのではないでしょうか。

BOCCO emoやその他サービスとの違いを比較

前述の通りセコムの「あのね」はユカイ工学の「BOCCO emo」を使用したサービスです。

それなら、あえてセコムを通じて契約せずに直接「BOCCO emo」を購入したらいいのでは?と思うかもしれません。

セコムの「あのね」は「BOCCO emo」をカスタムして提供されるサービスです。

「あのね」と「BOCCO emo」の違いを以下の表でまとめてみました。

スクロールできます
おすすめな人どんな時でも「人」と
会話をしたい
スマホが無くても
家族と会話したり
便利な機能を使いたい
対話機能コミュニケーターと会話内蔵音声
見守り機能ありあり
メッセージのやり取り使用者⇔コミュニケーター
使用者⇐家族
使用者⇔家族
音声認識
音声アシスタント
非対応対応
センサー追加センサー対応
(4種類)
追加センサー対応
(WiFiモデル:4種類)
(LTEモデル : 5種類付属)
通信LTEモデルのみWiFi or LTEモデル
初期費用
(税込)
52,800円45,480円(WiFiモデル)
50,600円(LTEモデル)
月額費用
(税込)
4,950円1,540円
(LTEモデルのみ)
購入する購入する
各製品の比較

おすすめな人

「あのね」はコミュニケーターとの会話を目的にチューニングされています。

前述の通り、365日24時間「人」と会話をしたいという高齢者の方にとっては「あのね」の方がお勧めできます。

一方、家族へのメッセージの送信や、センサーの活用、音声認識など「BOCCO emo」で使用可能な機能が一部制限されています。

そのため、時間が限られていたとしても、家族とのコミュニケーションがとれればいいという方は、セコムで「あのね」の契約をするよりは「BOCCO emo」を単体で購入したほうがいいかもしれません。

対話機能

この点に関しては「あのね」が他の「BOCCO emo」よりもはるかに上回っています。

「あのね」は専用のコミュニケーターが365日24時間対応してくれるため、声をかけると数分以内に返答してくれます。

その精度や、内容は他のAIロボットを上回っており、温かい気持ちにさせてくれました

一方「BOCCO emo」は声をかけるとエモ語と呼ばれる言語での返答、もしくは内蔵されたパターンの日本語での返答に留まります。

見守り機能

見守り機能としては、全てのタイプにおいて「BOCCO emo」アプリを介して、高齢者の方のBOCCO emoとのやり取りなど使用履歴で緩やかな見守りが可能です。

メッセージのやり取り

「あのね」はあくまでも「BOCCO emo」を介したコミュニケーターの方との会話をメインとしたサービスになります。

そのため、家族の方はスマホアプリで「BOCCO emo」にメッセージを送ることはできますが、高齢者の方は直接「BOCCO emo」で家族の方にメッセージを送ることはできません。

一方、他の「BOCCO emo」は家族とのやり取りが可能です。

音声認識・アシスタント

「あのね」は音声認識、アシスタントに対応していません

それは、前述の通りコミュニケーターとの対話をメインとしているためです。

AlexaなどのAIアシスタントを求める方は「BOCCO emo」の方がいいかもしれません。

 

自分の親が何を求めるかですね。

センサー類の活用

「あのね」は、「BOCCO emo」に搭載されているセンサー類を使用していません。

こちらもそれは、前述の通りコミュニケーターとの対話をメインとしているためです。

一方、「BOCCO emo」は外付けで振動、鍵の開閉、温度・照度、人感のセンサーを外付けで取り付けることが可能です。

「BOCCO emo」のLTEモデルには既に、温度・湿度、気圧、照度、TVOC(空気の汚れ)、騒音センサーが付属されており、更に、これらの数値が異常値を示した場合、自動で知らせてくれる機能が付属しています。

これらのセンサーの活用をどの程度期待するかによってどのセンサーやモデルを導入するか判断するといいですね。

各種費用

「あのね」もしくは「BOCCO emo」は初期費用と場合によっては月額費用が必要となります。

一番安価なのが、「BOCCO emo」のWiFiモデルで、45,480円(税込)です。

WiFiモデルは利用される環境でWiFiが使用できるのであれば月額費用は不要です。

LTEモデルは、スマホが使えるようなエリアであれば「BOCCO emo」が使用できます。

本体価格は、50,600円(税込)、月額費用は1,540円(税込)となっています。

月額費用はLTEによる通信料が含まれています。

「BOCCO emo LTEモデル」の詳細は以下の記事を参考にしてください。

今なら6か月間月額無料!!

「あのね」はLTEを使用しているため、スマホが使えるエリアであれば使用可能です。

本体価格は、52,800円(税込)、月額費用は4,950円(税込)となっています。

月額費用には通信料およびコミュニケーターとの会話のためのサービス料が含まれています。

 

サービス内容と料金で納得いくモデルを契約するといいと思います。

なお、「あのね」はセコムのホームセキュリティ(親の見守りプランを含む)に契約している場合、もしくは同時に契約した場合、本体価格が3,000円割引となります。

また、「あのね」は通信販売での購入の場合、商品到着後8日間は返品および契約解除ができます

 

使えるものは使ってしまうといいですね。

備考に”「あのね」の資料を希望”と書くと確実です

セコムの「あのね」は高齢者の話したいを満たしてくれます

本記事では警備会社最大手のセコムが新たに立ち上げた高齢者の方とのコミュニケーションサービス「あのね」を紹介しました。

元々の目的である高齢者の方とのコミュニケーションについては、これまで紹介してきたRomiなどのAIコミュニケーションロボットに比べると、会話の自然さが際立っていました。

相手のことを受け入れ、思いやるようなスタンスで、会話している私もあったかい気持ちになれました。

一方で、会話の返答を得るために数分を要するため、会話というよりはボイスメッセージを互いに送りあっているような形となり、その点が高齢者の方に受け入れられるかどうかがカギとなりそうです。

 

焦らず、ゆったりとしたやり取りは高齢者の方に合うかもしれません。

こちらの「あのね」はセコムの見守りサービスを使用していると割引が受けられるほか、1週間以内でしたら返品、契約解除も可能です

気になる方はまずは以下の公式サイトから資料請求してみて下さい。

また、見守ることの出来るロボット型のサービスは他にもあります。

当サイト「親守りのススメ」では実際に使ってみたり、独自に使用者にインタビューするなどして得られた結果を記事としてまとめています。

ぜひこちらも参考にしてみて下さい。

  • 見守りと実家の防犯を両方任せたい人向け
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