
皆さんの普段の生活に郵便局の存在は必要不可欠な存在かと思います。そんな身近な郵便局が展開する見守りサービスがあることをご存じでしょうか。
見守りサービスと聞くと、セコムやALSOKといった警備会社がやっているイメージがありますが一見意外ですよね。
今回どこにでもある郵便局のみまもりサービスについて一緒に見ていきたいと思います。
この記事によって、以下のことがわかるようになります。
- 郵便局のみまもりサービスがどんなサービスなのかがわかる
- 郵便局のみまもりサービスの評判がわかる
- 郵便局のみまもりサービスが皆さんにとって利用する価値のあるサービスなのかがわかる
- 郵便局のみまもりサービスの意外で、お得な申し込み方がわかる

見守りサービスにはそれぞれ特徴があります。
今回の郵便局のサービスの特徴を理解して、使えるものはどんどん活用していきましょう。
郵便局のみまもりサービスって何?

郵便局のみまもりサービスの概要
郵便局の見守りサービスは、”みまもり訪問サービス”と”みまもり電話サービス”の2種類の方法で定期的に私達の親の様子を見てくれ、その様子を私達に報告してくれるサービスになります。
また、万が一のことがあった場合は、警備会社のスタッフが駆け付けてくれるオプションをつけることが出来ます。

それではそれぞれのサービスについて説明していきます。
みまもり訪問サービス
みまもり訪問サービスは、月に一度郵便局のスタッフが直接私達の親の元に訪問し、直接のふれあいの中で生活や健康の状況を確認し、その内容を私達をはじめ最大3名に伝えてくれるサービスになります。
更にこのみまもり訪問サービスには以下の特典が追加料金なしで利用することができます。
- 対象者の日常生活全般のケガ(地震などの自然災害を含む)による入院費用(日額3000円×最大30日)を保証
- 訪問時に対象者に対して各種コンテンツ(健康や生活、体操や脳トレなど)の提供
- 契約した家族に対し3種類の電話相談(医療・介護・生活についての相談)が無料でできるようになる
- ”かんぽの宿”の優待
- 訪問時に対象者に情報誌の提供
- 契約した家族が活用できる情報サイトの提供
これらのサービスが付いて月額2500円になります。

月に一回とはいえ、直接人と触れ合えるということが活力に繋がるきっかけになるかと思います。
また、けがをした時の保険や電話相談など無料で付与される一部のサービスが魅力的です。
みまもりでんわサービス
郵便局のみまもりサービスは訪問サービスに注目が集まりがちですが、電話によるみまもりサービスもあります。
みまもりでんわサービスは毎日決められた時間に電話(自動音声)にて対象者の体調確認を行い、その結果を設定した報告対象者(最大4名まで)に連絡してくれるサービスになります。
電話の内容ですが、問題ないかを電話機のボタンの1から3(1:元気です、2:いつも通りです、3:元気がありません )で回答する簡易的な内容で、その後、健康や暮らしの情報がランダムで送られるという形になります。
毎日電話があり、仮に不在で電話に出ることが出来ない場合は不在だった胸が報告対象者にメールで送信されます。
このサービスは月額で固定電話に掛ける場合は1070円、携帯電話に掛ける場合は1280円になります。

毎日健康状態を確認できる所がポイントです。
不在が続くなど、普段と違う場合に迅速に対応できるという点で
みまもり訪問サービスとは目指す方向性が異なります。
みまもり訪問サービスとみまもりでんわサービスのセット割引が可能です
前述の通り、みまもり訪問サービスとみまもりでんわサービスはサービス内容やその用途が微妙に異なっています。
どちらかを選ぶのもいいですが、両方契約することで訪問サービスの欠点である見守り頻度と、でんわサービスの自動音声の身での対応といった点を互いに補うことが出来ます。
なお、両方のサービスを契約した場合、セット割引として110円割り引かれます。
つまり、セットで契約した場合、本来月額3570円(固定電話コース)もしくは3780円(携帯電話コース)がそれぞれ、3460円、もしくは3670円で使用できるようになります。
オプションとして駆け付けサービスも付けることが出来ます
これまで説明してきました各種サービスですが、欠点として、万が一のことがあった場合に郵便局の方が駆け付けてくれることがない点が挙げられます。
そこで、郵便局の見守りサービスには、提携している警備会社のスタッフが駆け付けてくれる駆け付けサービスがオプションで付けることが出来ます。
基本的には対象者の家族が警備会社に連絡して駆け付けてもらう形となります。
気になる料金ですが、基本料金が880円で1回の駆け付けで5500円必要になります。
また、対象者の希望で警備会社に来てもらえるタイプのオプションが存在しますが、こちらは警備会社独自の見守りサービスとほぼ同じ内容で、あえて郵便局の見守りサービスにオプションで付けるとかえって高くつくことになります。

対象者となる親の健康や自力でどの程度生活できるかによって、駆け付けサービスを付けるか、警備会社のサービスを直接契約するかは変わってきますね。
郵便局のみまもりサービスのメリットとデメリット

これまでのサービスの内容を踏まえて、郵便局のみまもりサービスのメリットとデメリットを見ていきたいと思います。
郵便局のみまもりサービスのメリットとは?
まずメリットとして以下の6点が考えられます。
- 対象エリアの広さ
- 特別な設備の導入が必要ない
- 初期費用が必要ない
- 直接会って様子を見てくれる安心感(みまもり訪問サービス)
- 特典が充実(みまもり訪問サービス)
- 毎日電話確認してくれる安心感(みまもりでんわサービス)
郵便局は全国あらゆる箇所に展開しているという強みがあります。この強みにより、どの地域に住んでいても一定のサービスを受けられるというのは大きなメリットです。
また、直接の訪問や電話での見守りということで、特別な設備を導入する必要がなく、高齢者の方でも受け入れやすい点もポイントです。
併せて、初期費用が発生しないという点も導入のしやすさに繋がります。
そして、みまもり訪問サービスは、傷害保険や電話相談など特典が充実している点も見逃せません。
郵便局のみまもりサービスのデメリット
逆にデメリットは以下の3点が考えられます。
- 月に一度しか直接様子を見てもらえない(みまもり訪問サービス)
- 電話が自動音声で味気ない(みまもりでんわサービス)
- 万が一のことがあった場合の対応が手厚くない(駆け付けサービス)
みまもり訪問サービスと、みまもりでんわサービスはそれぞれ上記の欠点があります。
そのため、セット割があるように共に利用することでそれぞれの欠点を補う形になっています。
また、駆け付けサービスはオプションでつくものの、1回の利用で5500円必用とするなど、他の警備会社が展開しているサービスに比べてこの点は見劣りしてしまします。

駆け付けサービスはそんなに使用することはないと考えられますが
その点は、他社に比べて気になるところです。
どんな人が郵便局のみまもりサービスを使うのがお勧めか
以上のことから以下のような人が郵便局の見守りサービスを使うのがお勧めだと言えます。
- たまにしか帰省することが出来ない人
- 遠方にいながらもなかなか親と連絡することが出来ない人
- 目新しいものが嫌いな親を持つ人
- そこまで、大掛かりなサービスを必要としていない人
- まずは見守りサービスを使ってみたいという人

後は、私達の親と検討して、このサービスを受け入れられるかという点も大切ですね。
郵便局のみまもりサービスの評判は?

郵便局のみまもりサービスの評判を調べてみると以下のような意見が見受けられました。
月に一度の見守りで2500円は高くないですか?
電話サービスは自動音声で味気ない。
見守りサービスとして、中途半端だ。警備会社のサービスをはじめから利用したほうがいい。
・・・などと、正直そこまでいい評判は得られませんでした。
確かに、見守りサービスとしての網羅性は他の警備会社の見守りサービスに比べて劣ってしまうかもしれません。
しかし、初期費用が万単位で必要で、かつ月額費用も2500円以上必要とする他の見守りサービスと比較すると劣ってしまうように見えてしまうのも仕方ありません。
しかし、初期費用が不要で、保険などの特典、そして場合によっては駆け付けサービスが付加できるなど、使い方次第で十分なサービスが得られます。
遠方にいる私達が親のことを気にかけるにあたっての補助的な手段として、郵便局の見守りサービスは利用価値はあるものと私は考えます。

後は、どの程度のサービスが必要となるかを親と相談しながら決めていくといいかと思います。
郵便局のみまもりサービスとふるさと納税は相性抜群です

郵便局のみまもりサービスは展開している地域の広さを活かし、これらのサービスが地域のふるさと納税の返礼品として多く出されています。
大体の寄付額の目安は直接訪問型が25,000円(3か月)~100,000円(12か月)程度となっています。
また、電話での見守りサービスについての金額の目安は13,000円(3か月)~55,000円(12か月)程度となっています。
注意点としては、実際に親が住む自治体にこれらのサービスを取り扱っていることが前提となります。
例として以下のリンクをご覧ください。
ふるさと納税制度を用いることで、地元に納税することが出来、間接的に地元に住む親をサポートすることが出来る他、郵便局のみまもりサービスなどを返礼品として選ぶことで、親も私達子供もお互いに安心した生活を送ることが出来ます。
ふるさと納税制度の年ごとの締め切り月は12月です。ですので、納税上限額にまだ達していない方はぜひとも前述の活用方法を検討してみて下さい。
その際には、”楽天ふるさと納税”は気軽にふるさと納税が始められ、かつ楽天ポイントを手に入れることが出来るため、お勧めです。
なお、郵便局のみまもりサービス以外にもふるさと納税で 親を支える手段が数多くあります。
詳しくは以下の記事を参照ください。
まとめ

今回は、郵便局のみまもりサービスについてそのサービス内容や評判について、一緒に見てきました。
他の警備会社の見守りサービスに比べ、網羅性はないかもしれませんが、遠方の親を見守るうえでの補助的な手段として使用する分には、初期費用が不要で、月額費用も控えめな本サービスは、決して頭から外れるようなものではないと考えます。
他社のサービスと比較の上、本サービスもぜひ選択肢として加えてみて下さい。
併せて、ふるさと納税での本サービスを始めてみることもひとつの手段だと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。