


皆さんのご両親のテレビを見る際の音量、気になりませんか?
私達に比べて高齢者の方はテレビを視聴する機会が多いかと思います。そんな中、例えば、帰省した際にテレビの音が大きくて閉口した記憶はないでしょうか。
かといって、私達の聞こえる音量の場合、高齢者の方は逆に聞き取りにくく、不満を持つことになります。
また、大音量でのテレビの視聴は耳への負担となり、聴力の低下に拍車がかかる危険性もあります。
このような世代間のテレビの音量の問題を解決するために、各メーカーで様々な製品が開発されています。
その中で、近年注目を集めているのが、近年テレビでも話題になっている高齢者向けテレビ用スピーカー”ミライスピーカー”です。
高齢者が聞き取りにくい音を聞き取りやすく変換することで、テレビの大音量問題を解決すると話題になった製品ですが、口コミを見ると一概にすべての消費者を満足できていないようです。
今回、テレビの音量問題を解決する製品として出ているミライスピーカーをピックアップし、これらのデメリットにフォーカスすることで、この製品の本当の価値を見ていきたいと思います。
それでは、よろしくお願い致します。


年齢を重ねると聴力は衰え、聞こえ方が変わってきます

私達は年齢を重ねるうちに五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)をはじめとした体の機能は徐々に衰えていきます。
今回着目する聴覚は、50代後半から徐々に衰えて、60代後半から加速的に進行し、70~80代には7~8割の方が難聴であると言われています。
また、聞こえ方も変わってきます。
聴覚が衰え始めることによって、特に電子音や女性や子供の声といった高い音が聞き取りにくくなると言われています。併せて日常会話やテレビ番組といった場での複数の音声の認識が難しくなります。
これにより、日常生活が満足に行えなくなり、気力の減退や認知症の進行を早める原因となるとされています。
なお、上記の内容について具体的な聴覚の衰えによる高齢者に与える影響の具体例は平松 類さんの”老人の取扱説明書”に詳しく記載されています。
テレビの大音量問題を抑えるには?

テレビのボリュームを上げてしまうことによる弊害とは?
前述のように加齢に伴い、これまでと比べ高い音域や複数同時に発生する音声が特に聞き取りにくくなることから、テレビの視聴ではついボリュームを上げてしまいます。
それに伴い、以下のような問題が発生します。
- 家族にとって音が大きすぎて不快
- さらなる聴覚の衰えの原因となる(認知症の原因にも)
- 近隣住民が迷惑と感じる

私も経験がありますが、高齢者の親族に合わせるとこちらもテレビの音量によって耳が痛くなり、正直つらかったです。
お互いにとって良い環境を維持したいものです。
無線型テレビスピーカーという解決策がありますが・・・
このようなテレビの大音量問題を解決する手段の一つとして、専用の無線型テレビスピーカーを使用するという手があります。
以下に示す製品は、bluetoothでテレビの音声を首元もしくは手元にスピーカーを設置することで、テレビの音量を抑えるという考えの基考えられた製品で、現在多くのメーカーで販売されています。
これらの無線型スピーカーの長所は以下の通りです。
- テレビから離れた場所でも使用できる
- バッテリーにより常に電源が必要とならない
一方で短所は以下の通りとなります。
- 無線であることから、画像と音声でタイムラグが発生する可能性
- bluetoothなどの設定を行う必要がある
- 使用中にバッテリーが切れる可能性

このように、無線であるが故の音のズレや設定の煩雑さなどにより、満足な視聴ができない可能性があります。
ミライスピーカーとは?

ミライスピーカーの概要
上記の問題が解消した商品として、近年話題となったのが株式会社サウンドファンが開発し、発売しているミライスピーカーシリーズです。
どんな製品なのでしょうか。まずは以下の動画をご覧ください。
聞いたことがないと思う方が多いかもしれませんが、後述する特許技術について以下のメディアで紹介されています。
- 日経スペシャル ガイアの夜明け(テレビ東京)
- ワールドビジネスサテライト(テレビ東京)
- おはよう日本(NHK)
- 産経新聞
- 日本経済新聞
- 朝日新聞
…など
また、以下の企業において例えば駅や空港、待合室での採用も進んでいます。
- JAL
- りそな銀行
- 西武鉄道
- 第一生命
- 丸井
- 野村證券
…など
概要を以下にまとめていきたいと思います。
ミライスピーカーの特徴は以下の3点です。
- 取扱いが簡単
- 特許技術により”声”を届けやすく、低音量でも聞き取りやすい
- 有線であるため音ズレがない

それでは、それぞれ見ていきたいと思います。
取り扱いが簡単

ミライスピーカーはbluetoothを用いたスピーカーではなく、本体と、ACアダプター、そしてテレビへつなぐケーブルで構成されています。
使い始める際はまず、コンセントから、電源供給し、さらにケーブルでテレビとつなぐだけです。
更に、本体には電源スイッチと、ボリューム調整用のダイヤルが付いているだけというシンプルな構造で高齢者にもわかりやすい仕様となっています。
特許技術により”声”を届けやすく、低音量でも聞き取りやすい
前述の通り、ミライスピーカーは有線でテレビと接続します。それによって視聴者の近くに置いて使用するということが出来ません。
それでは、どうやって音量を上げることなく聞き取りやすくするのでしょうか?
その答えは、サウンドファン社が2019年取得した特許技術(特許第6586702号)を採用しており、蓄音機の原理を応用し、スピーカから出る音声を高齢者の方にとって聞き取りやすくするという技術を採用するという方法を取ったことにあります。
そのため、高齢者が聞き取りにくい音を届けやすくするだけでなく、異なる世代が一緒にテレビを見ても違和感のない状況を作り出すことに成功し、ミライスピーカーが作られました。
有線であるため音ズレがない
前述の通り、無線方式にした場合は、音ズレのリスクがありますが、ミライスピーカーはテレビと有線接続されているため、このリスクがありません。
ミライスピーカーの口コミから見るデメリットと製品選び

ミライスピーカーの口コミから見るデメリット
既存のテレビ用スピーカーの欠点を補う形で発売されたミライスピーカーですが、全てのユーザーを満足させることは正直出来ていません。
どのようなところが問題なのかをamazonの口コミ200件(2021年2月1日現在)を見ていきたいと思います。
低評価(★1)は200件中22件ですが、代表的な理由として以下のものがありました。
一方で★の評価が5のユーザーは、一部の方は調整を工夫していましたが、ほとんどが問題なく使用できているとのことでした。
このことから、難聴の進行度合いによってはミライスピーカーでの対応は難しく、かつ私達にとっても人によっては聞こえ方に違いが発生する可能性があるということになります。
ではどのように製品を選んでいけばいいのか
最終的な個人的に感じる感度は人それぞれです。ですので、可能であれば実機を直接確認することがベストです。
しかし、遠方に住む親と一緒に家電量販店に行くなどの対応はなかなか難しかったりします。
このことから、購入したとしても、合わないと感じた際に返金できる製品であることが望ましいです。
そんなこともあり、ミライスピーカーの場合は公式HPを経由した場合のみ30日間返金保証を設けています。
このように、実機が確認でき、かつ万が一に備えた返金保証がある製品だと安心できます。
まとめ

以上のことから、聴力の低下に伴う高齢者のテレビの大音量問題を解決するうえでのスピーカーとしてミライスピーカーを紹介しました。
実際に、スピーカーから出る音の感じ方は人それぞれですので、どの製品を買うにしても可能な限り直接確認でき、かつ可能であれば返金できるものを選ぶことで、最適な製品を選び、各世代が集まったときに笑顔でいられるようにしたいですね。
その中でも、ミライスピーカーは直販では30日間返金保証が可能となりますので、その点では安心して購入できるかと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

