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また、各製品の特徴、使い勝手、音質、接続の問題、返金保証についても説明しています。
SMR-10は、気軽に持ち運べること、そして集音器としての機能があることから、日々の聞こえにくさを幅広くサポートします。
しかし、聞き取りにくさは人それぞれであることから、SMR-10が必ずすべての人のニーズを満たすかは分かりません。
そんな中、返品保証がない点が大きな欠点です。
このことから、まずはミライスピーカーを公式サイトで購入し、気に入らなければ返金保証を使用することをお勧めします。
SMR-10の実機レビュー
早速、私がSMR-10を使用した際の感度をまとめてみました。
早速見ていきましょう
小さいながらも扱いやすさを考えたデザイン
SMR-10の内容物は以下の通りです。
本体、送信部分、ケース、ケーブル2種、ACアダプターが同梱されていました。
説明書関係は6種類と結構多めです。
しかし、基本的に取扱説明書だけ見れば問題ないと思います。
本体と送信機合わせても290 g弱と軽量です。
モバイルポーチも入っていて気軽に持ち出せます。
本体も約85 gと軽量です。
首に実際にかけてみたイメージです。
SONYらしい、シンプルながらも洗練されたデザインです。
テレビを聞くときは、首にかけるだけでいいのですが、集音器として使用する場合は、イヤホンを付ける必要があります。
また、イヤホンはテレビを聞く時にも使えます。
イヤーピースはS、M、Lの3種類が同梱されています。
私はM、妻はSサイズがちょうど良かったです。
本体を裏返してみました。
左側は音量調整、右側はテレビ用スピーカーと集音器を切り替えるスイッチが付いています。
左側には音量調整ボタンが付いています。
右側には電源と、集音器かテレビ用スピーカーかを選べるスイッチが付いています。
表示は工夫されてはいますが、ボタンが小さいので、高齢者の方にとっては使いにくいと感じる方がいるかもしれません。
接続はみんなでテレビを見ることを考えると少し面倒かも
次に接続方法を見ていきましょう。
設定が出来ないと使用できないですしね。
送信機部分の裏側に各種端子の接続部分があるので、ACアダプターケーブル、および入力ケーブルを差し込みます。
光デジタルケーブルは、テレビ側で追加の設定が必要です。
個人的にはイヤホンケーブルをお勧めします。
送信部とテレビ、およびコンセントを接続します。
ケーブルにそれぞれどこに接続したらいいのか書かれているのでわかりやすいです。
テレビの傍に送信機を置き、レイアウトを決めて下さい。
使用時にお手元スピーカーは当然持ち運び可能です。
手元スピーカーのダイヤル部分を押すと電源がONになります。
受信機部分はコンセントを差し込むと電源が付きます。
今回は音声入力ケーブルを使いましたが、この状態ですと、SMR-10にのみ音が鳴ります。
家族と共に聞くためにはテレビスピーカーからも音を鳴らせるようにしなければなりません。
テレビメーカーによってその設定方法は異なります。
以下のリンクを参考に設定してみて下さい。
お疲れさまでした!!
スピーカーは小さいが、耳元で聞けるから聞き逃すことは無い
首にかけるタイプのスピーカーですので、スピーカー自体の大きさは小さいです。
しかし、首にかけることでスピーカーが首元にあり、耳に近い距離から聞けるため、聞き取りにくさはないと思います。
しかし、音楽などを聴く場合は重低音が薄っぺらく、満足はできないと感じました。
音ズレや音が途切れることは無い
代表的な無線型の欠点として、音ズレや音が途切れることが考えられます。
SMR-10でも発生するのではと思ったのですが、使用している最中に音ズレや音が途切れることはありませんでした。
家の中なら離れても切断が切れることは無い
今度は、テレビからどれだけ離れると実際にどの程度離れたら無線が切れるかを確認したのですが、私の住んでいる2LDKの住居では外に出ない限りテレビの音が切れることがありませんでした。
軽量でも長時間首にかけていると肩回りが気になるかも
SMR-10は100 gにも満たないその軽さが特徴です。
しかし、長時間首にかけていると、肩こりとはいかないまでもその存在が気になるようになりました。
番外編:集音器は簡易的ながらも直感的に使える
SMR-10は、集音器としての機能も備えています。
以下の写真のように、テレビスピーカーとしてだけでなく、スイッチ一つで集音器になります。
聞こえ方を調製する時は、受信機と、本体を使って調整を行います。
受信機に記載の通り、本体を調整モードにし、受信機の調整ボタンを押して、音声の指示に従います。
そうすると、健康診断と同じように聴力検査が実施できます。
具体的には、本体から低い音と高い音が4段階の音の大きさで流れ、聞こえたら受信機の決定ボタンを押すというものです。
そこまで難しくはないので、集音器を使う際にはぜひ調整することをお勧めします。
肝心の音質ですが、キーンという金属音が全体的にはいるイメージですが、大きくはっきり聞こえました。
集音器としては導入しやすい製品だと思います。
SMR-10で聞き取りやすくなるのか?
以前ミライスピーカーを検証した時と出来る限り同じ条件にしてSMR-10の聞き取りやすさを検討することにしました。
実験1:SMR-10の有無によるテレビの音を比較
以下の条件でSMR-10の有無によるテレビの音を比較することにしました。
使用テレビ:シャープ製 LC-32E7
テレビの音量:10
使用音声:Audio Stock社の著作権フリー音声を使用
まずは通常のテレビの音を聞いてください。
次にSMR-10をテレビに接続した際の音声を聞いてみて下さい。
SMR-10は通常首にかけて、音声を直に聞き取ることが出来るため聞き取りやすさは確かに感じました。
しかし、通常のテレビスピーカーに比べ大きさが小さいため、音の広がりや深さはイマイチだと感じました。
実験2:SMR-10によってテレビの音量が下げられるか
次にSMR-10によってどの程度テレビの音量が下げられるのか、以下の条件で検討を行いました。
その結果は以下の通りとなりました。
SMR-10未使用時の場合、耳栓を付けた場合は、約2倍テレビの音量を上げる必要がありました。
一方でSMR-10を使用した場合、音の聞き取りやすさという点では耳栓を付けない場合はほぼ同等の音量です。
耳栓を付けた場合、SMR-10を付けた場合と付けない場合でテレビの音量を3つほどしか変わりませんでした。
しかし、SMR-10のスピーカーは小さく、そこから出る音自体は周りの人にとって不快に感じるほどのものではありません。
このことからテレビスピーカーの音量という指標では大きな差はそこまでなかったかもしれませんが、テレビの音がうるさくて周りが迷惑するということはありません。
本来の目的は達成されていますね。
SMR-10とミライスピーカーを比較
当サイトではテレビ用スピーカーとして「ミライスピーカー」シリーズを以前よりレビューしてきました。
こちらの「ミライスピーカー」シリーズの内「ミライスピーカー・ホーム」、「ミライスピーカー・ステレオ」とSMR-10の実際の使用感を比較していきたいと思います。
首かけ集音器 テレビスピーカー SMR-10 | ミライスピーカーホーム SF-MIRAIS 5 | ミライスピーカーステレオ SF-MIRAIS 6 | |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
大きさ | 約290g | 約171mm×43mm×100mm約690g 縦に長い | 約212 mm×143 mm× 86mm約1.7kg 横に長い | 約542mm×87mm×160mm
接続のしやすさ | スピーカー調整 集音器調整 | テレビ接続テレビとつなぐだけ | テレビとつなぐだけ |
聞こえやすさ | 小さく感じる | はっきり聞こえる | 小さくてもはっきり聞こえる | 小さくても
音質 | 物足りない | 慣れが必要な可能性 | 調整手段が多い | 慣れが必要な可能性が高いが
公式価格 | 33,000円 | 29,800円 | 39,600円 |
返金保証 | なし | 60日保証(公式) | 60日保証(公式) |
購入する | 購入する | 購入する |
大きさ
SMR-10は持ち運びが前提ですが、受信機はテレビの傍に置く必要がありますが、そこまで気になりません。
「ミライスピーカー」シリーズは有線であるため、テレビの傍に置く必要があります。
まずは「ミライスピーカー・ホーム」の取り付けイメージとなりますが、32型テレビの前に置くと、画面にかぶる形になります。
次に「ミライスピーカー・ステレオ」の取り付けイメージになります。
横幅は広いですが、高さがないせいかそこまで気になりません。
また、全体的に黒に統一された高級感あるデザインでテレビの前においても違和感がありません。
接続のしやすさ
接続のしやすさはSMR-10については高齢者の方ひとりでは難しいのではと感じました。
ひとり暮らしであればSMR-10のみ繋がればいいですが、家族と一緒の場合は、テレビからも音を出す必要があります。
しかもメーカーによって設定方法が異なるので、調べておかなければなりません。
一方で「ミライスピーカー」シリーズはシンプルな構成で、接続がより容易です。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
聞こえやすさ
聞き取りやすさをSMR-10と「ミライスピーカー」シリーズとで比較してみました。
「ミライスピーカー」シリーズはホーム、ステレオ共に耳栓を付けた場合と付けていない場合で、テレビ音量の差がそこまでなくなっていることが分かります。
また、「ミライスピーカー・ホーム」と「ミライスピーカー・ステレオ」を比較した場合、「ミライスピーカー・ステレオ」の方が耳栓あり、なし共に音量を下げることが出来ました。
おそらくはスピーカーの数が2倍となり、出力が上がったこと、ステレオ音源となり、聞こえに関して通常のテレビスピーカーと同等となったことにより違和感が減ったことが大きいのではないかと感じています。
SMR-10と「ミライスピーカー」シリーズの大きな違いは、サウンド性能の違いです。
サウンドファン社が2019年取得した特許技術(特許第6586702号)を採用しています。
詳しくは以下の動画をご覧ください。
音質
SMR-10は首にかけることが前提となっているため、スピーカー自体が小さく、聞き取りやすくはなりますが音の迫力はイマイチです。
「ミライスピーカー・ホーム」は持ち運びはできませんが、特許技術により離れていても聞き取りやすいことが特徴です。
しかし、音質はモノラルで、スピーカー自体も大きくないので、音の広がりが無く、無機質で単調といった印象です。
一方で「ミライスピーカー・ステレオ」は、上記のモノラル、スピーカー出力が改善されています。
これにより、聞こえ方がより自然になりました。
音質の面から考えると「ミライスピーカー」シリーズの中では、「ミライスピーカー・ステレオ」を選択するのがいいと感じました。
公式価格
SMR-10は33,000円(税込)、「ミライスピーカー・ホーム」は29,800円(税込)、「ミライスピーカー・ステレオ」は39,600円(税込)となります。。
SMR-10はお店によっては値下げ価格で販売されています。
しかし、「ミライスピーカー」シリーズは基本的に新品の価格がどこでも固定されています。
また、「ミライスピーカー」シリーズは店舗販売の場合、ビックカメラやコジマ、ヨドバシカメラ、ケーズデンキで販売されていますが、値引き交渉は出来ません。
返品保証
SMR-10は使用後の返品保証はありません。
つまり、一度購入してしまうと効果がなかった場合、購入した際のお金が無駄になってしまいます。
しかし、「ミライスピーカー」シリーズは公式サイトでの購入であれば、実際にお試しした後でも60日間返金保証が付きます。
これなら安心して購入することが出来ますね。
詳しくは以下の記事を参照ください。
SMR-10についてのまとめ
SMR-10は、難聴の高齢者でもテレビを見ることができる、考えられた首かけスピーカーです。
更にSMR-10は、集音器にもなり、テレビの視聴以外でも活用できる点がポイントが高いです。
SMR-10でテレビを視聴したところ、一般的な小さいスピーカーが搭載されているため、音質は物足りませんでした。
しかし、首にかけることで耳元に直接音を届けることから、聞こえやすさは格段に良くなります。
一番残念な点は、SMR-10には返金保証がない点です。
聞き取りやすさの改善効果があるかどうかは、その人の症状によります。
そのため、いろんな機器をお試しして最適なスピーカーを選ぶことが理想です。
そのため、まずは公式サイトで60日返品保証が付いたミライスピーカーをまずはお勧めします。