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また、各製品の特徴、使い勝手、音質、接続の問題、返金保証についても説明しています。
結論から言うと、お手元スピーカー SRS-LSR200は、持ち運べるという点が気に入れば有力な候補に入るかと思います。
しかし、聞き取りにくさは人それぞれであることから、返品保証がない所が欠点です。
そのような点を考慮して、まずはミライスピーカーを公式サイトで購入し、気に入らなければ返金保証を使用することをお勧めします。
SRS-LSR200の概要
SRS-LSR200とは?
SRS-LSR200はソニーが開発したテレビの音の聞き取りやすさに着目して開発されたお手元スピーカーです。
最大の特徴はお手元スピーカーを持ち出して、テレビから離れていてもテレビの音声が聞き取りやすくなるという点でしょう。
まずはSRS-SRS200の構成を見ていきましょう。
お手元スピーカー部分の構成
SRS-LSR200の本体であるお手元スピーカー部分の構成は以下の通りです。
形式 | アンプ内蔵スピーカーシステム |
実用最大出力 | はっきり声オフの時:1W+1W(L, R) はっきり声オンの時:0.5 W+0.5 W+1 W (L, R, センター) |
スピーカーユニット | Φ40 mm(L, R, センター) |
出力端子 | 3.5 mm Φ ステレオヘッドホン端子 |
電源 | リチウムイオン電池 |
連続使用時間 | 約13時間(はっきり声=オフ、JEITA規格による)※ |
充電時間 | 約3時間※ |
使用温度範囲 | 5 ℃~40 ℃ |
最大外形寸法 | 約182 mm×77 mm× 87mm (ハンドルを下げた状態) |
質量 | 約630 g |
送信機部分の構成
次に普段は目立ちませんが、テレビの音をお手元スピーカーに送信し、かつお手元スピーカーの充電器にもなる送信機部分の構成について見ていきます。
変調方式 | その他の方式 |
送信周波長帯 | 2.4GHz帯 |
到達距離 | 約30 m (直進見通し) |
入力端子 | ステレオミニジャック×1 光デジタル入力端子(角形)(fs=48kHzに限る)×1 |
電源 | DC5 V (付属のACアダプターAC-UUC12を使用) |
最大外形寸法 | 約194 mm×25 mm× 105 mm |
質量 | 約100 g |
SRS-LSR200の実機レビュー
それでは、私が実際にお手元スピーカー SRS-LSR200をレビューした際の感度は以下の通りです。
小さくて扱いやすさを考えたデザイン
SRS-LSR200の内容物は以下の写真の通りです。
お手元スピーカーに送信機、ACアダプターにケーブル2種が同梱されています。
書類として、取扱説明書が2種類同梱されていました。
実際に手に持ってみると、その小ささが分かると思います。
お手元スピーカーの本体は620 gと500 mLペットボトルよりも少し重いくらいです。
送信機部分はテレビの傍に置く必要があり、持ち運ぶことは基本的にないですが、97.6 gと軽量です。
テレビの接続方法は高齢者を意識して考えられている
次に接続方法を見ていきます。
以下のフローを見ていただくとわかりますが、高齢者の方が使うことを想定して分かりやすく工夫されています。
送信機部分の裏側に各種端子の接続部分があるので、ACアダプターケーブル、および入力ケーブルを差し込みます。
光デジタルケーブルは、テレビ側で追加の設定が必要です。
個人的にはイヤホンケーブルをお勧めします。
送信部とテレビ、およびコンセントを接続します。
ケーブルにそれぞれどこに接続したらいいのか書かれているのでわかりやすいです。
テレビの傍に送信機を置き、レイアウトを決めて下さい。
使用時にお手元スピーカーは当然持ち運び可能です。
手元スピーカーのダイヤル部分を押すと電源がONになります。
お手元スピーカーはリモコンにもなり、そのためには更に設定が必要ですが、今回は割愛します。
スピーカーが小さいので音量・音質共に物足りない
SRS-LSR200は小さく、持ち運びが容易であることが特徴です。
一方でこの小ささがネックになりことがあります。
それは、スピーカーの大きさが制限されることです。
実際に聞いていただくとわかるのですが、テレビのスピーカーに比べ音自体に厚みがなく、正直物足りません。
手元に置いて聞く分には大音量にせずに済むという点で優れているのですが、一緒にテレビを見る家族にとっては満足度は低くなると思います。
音ズレは無かったが、まれに音が途切れることがある
個人的に一番気になっていたのは、SRS-LSR200等の無線式スピーカーは、音ズレが発生するリスクがあります。
今回SRS-LSR200を使用していた際には音ズレの発生はありませんでした。
しかし、使用していた際に、一度だけ音が数秒間でないことがありました。
これは発信部とお手元スピーカー間で通信が上手くいかず、一時的に途切れてしまったものと考えられます。
肝心な時に聞き取れなくなったとしたら辛いですね。
よほどの豪邸でない限りテレビから距離を取っても聞こえる
前述の仕様にも書きましたが、到達距離は約30 mです。
これは、送信機からお手元スピーカーをどの程度離れていても使えるかを示しています。
実際にどの程度離れたら無線が切れるかを確認したのですが、私の住んでいる2LDKの住居では外に出ない限りテレビの音が切れることがありませんでした。
これは正直驚きでした。
SRS-LSR200による聞き取りやすさについて検証
以前ミライスピーカーを検証した時と出来る限り同じ条件にしてSRS-LSR200の聞き取りやすさを検討することにしました。
実験1:SRS-LSR200の有無によるテレビの音を比較
以下の条件でSRS-LRS200の有無によるテレビの音を比較することにしました。
使用テレビ:シャープ製 LC-32E7
テレビの音量:10
使用音声:Audio Stock社の著作権フリー音声を使用
まずはSRS-LRS200を付けなかった場合のテレビの音を聞いてください。
次にSRS-LRS200をテレビに接続した際の音声を聞いてみて下さい。
SRS-LSR200は自分の傍に置くことが出来、音声を直に聞き取ることが出来るため聞き取りやすさは確かに感じました。
しかし、SRS-LSR200はスピーカー自体の大きさが小さいため、音の広がりや深さはイマイチだと感じました。
実験2:SRS-LSR200によってテレビの音量が下げられるか
次にSRS-LSR200によってどの程度テレビの音量が下げられるのか、以下の条件で検討を行いました。
その結果は以下の通りとなりました。
SRS-LSR200未使用時の場合、耳栓を付けた場合は、約2倍テレビの音量を上げる必要がありました。
一方でSRS-LSR200を使用した場合、音の聞き取りやすさという点では耳栓を付けない場合はほぼ同等の音量です。
耳栓を付けた場合、SRS-LSR200を付けたほうがテレビの音量を4つほど上げるだけで聞き取ることが出来ました。
SRS-LSR200のスピーカーはテレビに比べると小さいですが、離れていてもスピーカーを傍に置けるという特長が見事に結果に反映されていると言えます。
SRS-LSR200とミライスピーカーを比較
当サイトではテレビ用スピーカーとして「ミライスピーカー」を以前よりレビューしてきました。
こちらの「ミライスピーカー」とSRS-LSR200の実際の使用感を比較していきたいと思います。
お手元テレビスピーカー SRS-LSR200 | ミライスピーカーホーム SF-MIRAIS 5 | |
---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
大きさ | 約620g | 約182 mm×77 mm× 87mm約690g | 約212 mm×143 mm× 86mm
接続のしやすさ | チャンネル登録 | テレビ接続テレビとつなぐだけ |
聞こえやすさ | たまに音が途切れる | 小さく感じるはっきり聞こえる | 小さくても
音質 | 物足りない | 慣れが必要な可能性 |
公式価格 | 22,000円 | 29,800円 |
返金保証 | なし | 60日保証(公式) |
購入する | 購入する |
大きさ
大きさは、そこまで変わらないかと思いますが、ミライスピーカーは有線であるため、テレビの傍に置く必要があります。
そのうえで、高さがSRS-LRS200に比べ高い点が気になる方が多いかもしれません。
ミライスピーカーの取り付けイメージとなりますが、32型テレビの前に置くと、画面にかぶる形になります。
しかし、横幅は狭いので写真のようにテレビの横に置くとちょうどいいかと思います。
SRS-LSR200は持ち運びが前提のため、スピーカーをテレビの傍に置く必要はありません。
一方でSRS-LSR200はバッテリー切れを防ぐために定期的に充電が必要となりますので、その点は注意です。
接続のしやすさ
接続のしやすさで言うと、どちらも比較的容易です。
しかし、SRS-LSR200は接続ケーブルの選択しなければならず、チャンネル機能を使いたい場合はそちらも設定が必要です。
一方でミライスピーカーはシンプルな構成で、接続がより容易です。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
聞こえやすさ
まず皆さんが気になっているのは、聞き取りやすさについてどちらが優れているかではないでしょうか?
そこで、上記の聞き取りやすさの検証をミライスピーカーでも実施した結果を追加した場合以下の通りとなりました。
「ミライスピーカー」は耳栓を付けた場合と付けていない場合で、テレビ音量の差が一番無いことが分かります。
SRS-LSR200とミライスピーカーの大きな違いは、サウンド性能の違いに起因しています。
サウンドファン社が2019年取得した特許技術(特許第6586702号)を採用しています。
詳しくは以下の動画をご覧ください。
少しの工夫でこんなに差が出るものなのですね!!
音質
SRS-LSR200はスピーカーが小さいため、テレビのスピーカーに比べ物足りなく感じるかもしれません。
しかし、聞きとりやすさの改善という点でいえば、傍に置いて聞く分には十分かと思います。
ミライスピーカーは持ち運びはできませんが、特許技術により離れていても聞き取りやすいことが特徴です。
しかし、音質はモノラルで、スピーカー自体も大きくないので、音の広がりが無く、無機質で単調といった印象です。
こちらも解消方法がありますので、詳しくは以下の記事を参照ください。
公式価格
SRS-LSR200は22,000円(税込)、ミライスピーカーは基本的に29,800円(税込)となります。
SRS-LSR200はお店によっては値下げ価格で販売されています。
しかし、ミライスピーカーは基本的に新品の価格がどこでも固定されています。
また、ミライスピーカーは店舗販売の場合、ビックカメラやコジマで販売されていますが、値引き交渉は出来ないようです。
返品保証
SRS-LSR200は使用後の返品保証はありません。
つまり、一度購入してしまうと効果がなかった場合でも購入した際のお金が無駄になってしまう可能性があります。
しかし、ミライスピーカーは公式サイトでの購入であれば、実際にお試しした後でも60日間返金保証が付きます。
これは大きなメリットです。
実際に私が本当にミライスピーカーの返品保証が本物か検討し、問題ないことを確認しました。
詳しくは以下の記事を参照ください。
スピーカーによって得られる効果は人それぞれです。
まずはミライスピーカーを公式サイトで購入し、場合によっては返品保証を使うことをお勧めします。
SRS-LSR200のレビューまとめ
SRS-LSR200は、難聴の高齢者でもテレビを見ることができる、持ち運び可能な手持ちのテレビスピーカーです。
リモコン機能が付属しており、高齢者の方でも簡単にテレビに接続できる工夫がされています。
SRS-LSR200でテレビを視聴したところ、一般的な小さいスピーカーが搭載されているため、音質は物足りませんでした。
しかし、手元にスピーカーを置くことで聞き取りにくさ改善に効果的であることを確認できました。
一番気になったのが、SRS-LSR200には返金保証がない点です。
聞き取りやすさの改善効果があるかどうかは、その人の症状によります。
そのため、いろんな機器をお試しして最適なスピーカーを選ぶことが理想です。
そのため、まずは公式サイトで60日返品保証が付いたミライスピーカーをまずはお勧めしたいと思います。